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何気なく、考える。

プラスマイナス


土曜日、日曜日のこと。


[土曜日 11月17日]

『あいのてさんコンサート @なゆたホール』へ。


あいのてさんとは、

2006年4月から2007年3月までNHK教育テレビで放送されていた幼児向け音楽番組。

詳しくは↓↓↓
http://ainotesan.kenkenpa.net/ai-note/toppage.html


あいのてメンバーのひとり、野村誠さん目当てに行ってきました。

野村さんとは、昨年のエイブルアート・オンステージで初めてお会いしました。

野村さんは、

作曲家であり、

鍵盤ハーモニカ奏者であり、

パフォーマーであり、

エイブルアート・オンステージの実行委員であり、

コラボ・シアター・フェスティバルのディレクターであり、

不思議な服を着ている方です。


初めてお会いした時に、

打ち上げで言いたいことを同じボランティアのみんなと言いたい放題言って、

それに対して、とてもおもしろい返事をしてくれました。

それがすごい刺激になったことを今でも鮮明に覚えています。


その後も、エイブルアートの支援先の舞台を見に行ったときに、

たまたまお会いして、お茶をしていただいたり、

野村さんを追っかけて、大阪までガムラン見に行ったりしてました。


で、今回浜松にいらっしゃるということで、

使命感で、見に行ってしまいました。


終演後にご挨拶したら、

その後、非公開であったワークショップにも立ち合わせていただきました。

ついでに、記録の写真係をまかせてもらったり、

ずっとお話してみたかった、林加奈さんともお話させてもらえて、

とにかく、ラッキーでした。



とはいうものの、

今回のコンサートは、地元のママさんブラスバンドが主催でやっており、

ちょっと色々思いました。

まず第一に、コンサートを企画したいのか、ワークショップを企画したいのかが不明確だということ。

外向けには、コンサートとして広報していたのですが、

実際には、コンサート後に自分たち向け(つまり非公開で)ワークショップをお願いしていたらしく、

そのためか、客席の前から6列はブラスのメンバーで、

後方の席がお客さん用。

しかも、MCのときに

「わたしたちがせっかく呼んだから、ちょっと公開してあげますね」的なコメントで、

「う~ん、たとえそうだとしても、MCで言うことではあるまい。」と、正直思いました。


そして、第二に、企画になんの工夫もみられないこと。

あいのてさんは、さまざまなものを使って音楽するんですが、

客席からの子どもの叫び声とかも、自分たちの作品の一部にしてしまうようなとこもあって、

舞台と客席を分けることにあまり意味を感じないところがあったなと。

逆に舞台と客席とのちょっとした溝が、もったいない空間になっていたとことか、

お客さんをあいのてさんが挑発するときとかに、かなり動くため、照明がみきれてたとことか。

つまり、あいのてさんの持っているものと空間がすごく吊り合ってない。

彼らのことをちゃんとリサーチしていれば、

もう一歩、企画に工夫を加えて(しかもそういうことに、耳を傾けてくれる方たちなので)、

オーソドックスなコンサートの形から脱してもよかったかなと。


で、第三に運営が不慣れであること。

形式は、コンサートなのに、運営はピアノの発表会とかよりも数段悪い。

技術さんとのコミュニケーションもとれてなかったみたいだし、

お客さんがみんな身内だと思ってたのか、

なんとなく仲良しこよしの雰囲気が強すぎるし、

何より、時間が捌けてない。

コンサートをやったあとに、自分たち向けのワークショップを予定してるのに、

その間の転換の時間とか、

自分たちの準備とか、

なんせママさんなんで、ちびっこい子どももウラウラいて、、、

しかも、あいのてさんにはリミットの時間があって、、、

そういう場合に、

ある程度の余裕を持ちながら、

どういう時間配分にすべきかは、

何を最優先にするかを重々考えて、組み立てなきゃいけないし。

そういうことが、あまり考えられておらず、

結局、ワークショップの時間がケツカッチンになって、

自分たちを犠牲にしながら、

出演者にも迷惑をかけてしまう。

ちょっと残念だなと。


まぁ、そういったことを踏まえて…

例えば、客席を出さず(なゆたホールは、客席が稼動式なので)、

さらの状態にして、

360度に客席を配置する。

で、お客さんには事前に音がでるものを持参してもらう。

楽器でもいいし、調理器具とか、ビニール袋とか、とにかく音が出ればなんでもOK。

で、まずはあいのてさんに演奏してもらって、

中盤は、ワークショップ。

お客さんの3分の2が関係者ということも考えて、あとで非公開でやるよりもこのほうが、十分時間がとれる。

あと、半分が子ども(しかも小学校1~2年生以下)なので、

演奏とかを聞いた後すぐに、ワークショップとかやったら、

いろいろ刺激されておもしろいことがおこりそう。

で、ワークショップで出来上がった作品をやり、

あいのてさんに最後をしめてもらう。

みたいな感じでも、よかったかななんて思いました。


と、

いろいろ考えましたが、ようするには、主催者が何がしたいかということを明確にして、

それをやりとげるための工夫は、

絶対考えてほしいなと。

そのほうが、主催者も出演者もお客さんも満足できたり、刺激になったりするんではないかと私は思います。



さて、

まぁ、思ったことはこれぐらいにして…

この日は、もうひとつ素敵なことが!

素敵な、そして“おいしい”ケーキ屋さんを発見しました。

すごいおいしいし、

めちゃくちゃ雰囲気いいです。

ピーターラビットが出てきちゃいそうなところです。

誰か一緒に行きましょう!



[日曜日 11月18日]

8時~15時は、バイトで。

しかし、全くバイトに気が入らない。

なぜなら、目の前のこども館でP-ブロッのイベントがあるわけで。


P-ブロッとは、鍵盤ハーモニカだけのバンドで、こちらも野村誠さんがいらっしゃいます。

実は、生でまだ聞いたことがないわたしは、

どうしても聞きたかったのですが、

バイトでわがまま言うわけにもいかず、

ぐっとこらえて、

バイト後、急いで向かいましたが、やっぱり終わっていました。

それでも、野村さんたちにお疲れ様でしたと言いたいがために、

出待ちしてたら、こども館のお姉さんが控え室に連れてってくれました。 ありがとうございました!!


中に入ると、野村さんや林さんが迎えてくれました。

しかし、このお二人以外とは初対面だったので、ちょっとおろおろ。

と、不安だったりしたんですけど、

スズキメロディオンの方がいらしていて、真剣なお話が続いていたので、

じっとそれを聞いていました。

なんとなく、聞いていたんですが、鍵盤ハーモニカの構造がわかったり、

鍵盤ハーモニカの未来を垣間見たりして、

私でもかなりおもしろかったです!!


で、スズキの方が帰られ、

こども館の方が今度はいらっしゃって、今日の音楽会についていろいろお話してくれました。

聞けば聞くほど、やっぱりわがまま言えばよかったなと思いましたが、

とても充実したものだったらしく、

次回が実現しそうな感じでした。


で、野村さんと林さんが、快くお茶をしてくれることになり、お茶しました。

ずっと、飛び石の感想をぶつけたかったので、

ああだれ、こうだれ、とにかくぶつけました。

そして、今後の飛び石について、野村さんのお考えも伺え、

なるほどーとうなづきました。


話は変わって、私の就職の話もきいてくれました。

こちらもぺちゃくちゃ喋って、

「微妙なラインを言ってる会社だね」といわれました。

初めての感想だったので、また新たな視点で、会社を見れた気がしました。


そして、

その就職話がきっかけで食のはなしになりました。

この話はかなりエキサイティング!!

一触即発の雰囲気でした。

でも、

私が最近思うのは、アートに関係している人は食に興味を持っている人が多いということ。

たぶん、体と心がちゃんと結ばれていて、

体が無くなったら、自分が自分ではないことがしっかり認識されているからだと思うんですが。

これは、かなり当然といえば当然なんですけど、

でも、今の若者はあんまり考えていない気がするのです。

だって、そうじゃなきゃ、あんなに不規則や添加物てんこ盛りの物食べないんじゃないかなと。

アートに関係してると、

体は本当に密接だし、資本だしってことがありありと感じられるんだなと、

私は改めて思ったんです。

これも、自分が八百屋に就職したから気づけた視点かと思います。


私は、来年から八百屋で、

でも必ずアートの世界にもどってくる!!!!!!!!!!!!

この日、本当にそう思いました。

アートと八百屋はきっとどっかで、つながっているはず。

さぁ、どこでつながっているかがたのしみじゃ。



by okan4022 | 2007-11-19 19:01 | 素敵なもの

考えたことを言葉にしなくては。
by okan4022
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